発生時期: 5月〜9月
特徴・生態
カイガラムシは殻やロウ質で体を覆う吸汁性害虫で、発生すると葉が黄変・ベタつき・すす病を引き起こし、放置すると枝枯れ・樹勢低下につながります。発生時期は5〜9月が最盛期で、予防には風通し改善・過湿防止・定期点検が最も重要です。
🐛 特徴・生態
分類:半翅目(セミ・アブラムシ・カメムシの仲間)
体長:2〜10mmの小型昆虫
生態:
糸状の口吻を植物に刺し、樹液を吸う
雌は殻・ロウ質で体を覆い、ほぼ動かない
種によっては甘露(蜜滴)を排泄し、すす病の原因になる
雌だけで増える単為生殖の種も多く、1匹からでも増殖可能
春〜初夏に幼虫(クロラー)が活発に動く時期があり、この時が駆除の最大チャンス
被害・症状
葉の黄変・しおれ:吸汁により栄養が奪われる
ベタつき(甘露):排泄物が付着し、周囲が汚れる
すす病の発生:甘露にカビが繁殖し、葉・枝が黒くなる
成長の停滞:新芽が弱り、樹勢が落ちる
枝枯れ・衰弱:重度になると枝が枯れ、最悪の場合は株全体が弱る
👀 発生時の見た目・植木への影響
白い綿状・茶色い殻状・黒い梨型など種類によって外観が多様
葉裏・枝に点状にびっしり付着
触ると硬い殻、またはふわふわした綿状
周囲の葉がベタつく・黒ずむ
進行すると新芽が出ない・枝先が枯れる
予防・対策
●環境改善(最も効果的)
風通しを良くする(剪定・密植を避ける)
過湿を避ける(湿度が高いと繁殖しやすい)
肥料の与えすぎを避け、柔らかい新芽を増やしすぎない
●定期点検
月1回の葉裏チェック
発見したら早期除去(歯ブラシ・綿棒でこすり落とす)
●薬剤対策
幼虫期(5〜7月)に散布が最も効く
推奨薬剤:
マシン油(窒息させる)
スプラサイド(クロルピリホス)
オルトランDX(浸透移行性)
同じ薬剤の連続使用は耐性が出るためローテーションが必要
効果のある薬剤